ガラスが有名な某所でグラスを買ったんですが、洗っている最中に手が滑り、やってしまいました!!!
という事で、今流行りの金継といふものを、私もしてみむとてするなり。
これは「金継ぎ」と言っていいのかわかりませんが、接着剤やパテを使い、ネットや本で情報を集めてやってみた簡易的な金継ぎです。
錫粉を使っています。
なんかシワシワな金継になっています!失敗談?へたっぴ例として読んでください!!!
錫は安全性の高い金属らしいです。世界中で食器などに使われているそうです、
採掘現場や加工現場 で長期に体内に入ると肺などにダメージがあるようです。
ヤバいのは鉛(なまり)です。
金継に使ったもの
- 生漆(きうるし) 40g 1,000~2,000円ぐらい
- タミヤ エポキシ造形パテ 高密度タイプ 500円位
- やすり#240~#1500 何種類か(私はスポンジ研磨材にしました。)
- カッターや彫刻刀(なくてもいいかも)
- つまようじ等とがったもの(筆がわり)
- 錫(すず)粉(銀の代用品) 400円位?もっと安いかも
- ガラス用接着剤
- 小麦粉(生漆が水っぽくて塗りにくい場合)
- ゴム手袋(漆にかぶれないように!)
ざっとこんなもんでしょうか。上記は一番少ない量を購入しましたが、コップとか食器皿等の金継が何十回も出来そうな感じの量です。
あまりお金をかけたくなかったので、錫粉にしてみました。
銀粉や金粉ももちろん売ってますが、銀は2,000円とか金は3,000円とかやはりお高め。
漆は人体に害が無いようです!漆だけで仕上げる方法もあるようです。
ネットで「金継セット」などを買うと高いんですよね。
6,000円以上します。でもしっかりした道具が揃って、お手本DVDが付いたりちゃんとしてます。そちらもおすすめです。
割れてバラバラなところを撮り忘れてしまったのですが、大きいパーツ2個くっつけたらなんとなかなりそう!その他粉々は廃棄しました。
① ガラス用の接着剤でくっつける。すき間をパテで埋める。
漆で接着もできるのですが、早く簡単にやりたいので接着剤でパパっと割れたガラスをくっつけます!
そして「 タミヤ エポキシ造形パテ 高密度タイプ 」に入っている、緑っぽいパテと白っぽいパテ を使う分だけ同量ずつ取り、 混ぜ合わせます。
パテはすぐには硬化しませんのでゆっくり作業できます。
室温23°前後では12時間で硬化するらしいです。
やってるとクズとかは硬くなるのが早いです。1時間とか?
後で削るので、モリモリにします。多めにつけておきましょう。
後から足すのが面倒くさいです。硬化したパテにくっつきにくかった気がします。
24時間ほど乾かします!
12時間で硬化するので半日でもいいかもしれませんが、私は3日ぐらいあけちゃいました。ただ後回しにしてただけなんですけどね(^^;
② パテが硬化後、パテをカッターややすりで削ります。
若干ボケててごめんなさい。
パテ硬化を待ち、12時間以上間をあけて、削りの作業です!
私はパテを結構モリモリにしすぎてしまったので、カッターで軽く削りました。
削りすぎるといけないので慎重に!
そして、カッターで余分な部分をカットし終えたら粗めの#240~#400で削ります。
グラスの曲線にそえるように、柔らかいやすりで削るといいでしょう。
私は水につけても使えるスポンジ研磨材にしました。
金継の時は水つけませんでしたが、粉などが舞うのが嫌な方は水につけながらやってもいいかもしれませんね。
ちなみに私はマスクをしました。パテの削り粉が空中に舞ってると思いますので。
そしてどんどん細かいやすりに変えて、なだらかにしていきます。
パテとガラスの境目が分からなくなるぐらいに。
私は#240→#600→#1000→#1500とやすりをかけました。
めっちゃパテの表面「つるーん」としてません!?
楽しいんですよね、削るの。
③ 生漆(きうるし)を塗ります。
ゴム手袋着用です!漆にかぶれないように!
つまようじで生漆を置くように塗っていきました。
細い筆でもいいと思うのですが、この細くて長い線、つまようじの方がいいかなと思いました。
しかし、なーんか薄い。割れたガラスとガラスの部分がザリザリした感じなのでそこを埋めるために、生漆に小麦粉を混ぜます。「麦漆(むぎうるし)」と言うようです。
私は生漆に直接小麦を混ぜて使いました。
小麦と水を練ってから生漆に足していく方法もあるようです…。
※最後まで見て頂ければわかるのですが、漆を厚く塗りすぎたせいか、しわしわ金継ぎになっています(笑
漆を塗りすぎてはいけないようです!
溝が埋まり、ぷっくりなる感じに塗りました。
漆が固まるのに6時間から12時間かかるようなのでゆっくり作業できます。
④漆を塗り終わったら、2時間ほど乾かし錫粉を付けます。
本当は綿とかに錫粉をつけてポンポンするようなんですが、錫をまく感じでつけました。
もったいないですね。錫粉が!!!!!
でもふるい落としたものは集めてまた再利用します!私は!!!
綿棒で漆以外の所をさっさと振り払ったり、錫粉がついてなさそうな所にポンポンしました。
⑤ 錫粉が付いたまま、乾燥へ。
半日から2日ほどで乾燥するようです。
モノによっては(漆がたくさん使われているお椀とか?)は完全に乾燥するまで半年ほどかかったりするそうです。
本当は湿度と温度管理した方がいいようなんですが、そのまま常温で、錫粉が飛ばないように袋をかぶせて放置しました。
⑥ 1週間後、錫粉がを落とすため普通の食器洗いスポンジと洗剤を使い落す。
なんとなく心配なので1週間経ってから洗うことにしました。
普通に食器洗うみたいに扱って大丈夫でした。
洗って金継ぎの部分が見えてくる。
この瞬間、喜びが!おお!!!できてる!!!ついてる!!!みたいな。
そして、完成!…しわしわじゃねーか!!!
おお?硬いけど???なんかぷっくりじゃなく??
金継部分が、しわしわに!!!
これは多分?失敗?というか、下手くそっていうの???
でも!壊れた食器がなおった!また使える!!
っていうのが、いいですね。満足満足。
なんかシワシワしているし、はがれたりしないかなー?と心配になって。
私は完成してから3か月ぐらいは使わずにおいておきました。
シワシワだけど、愛着沸いてます!
とりあえず、使えています。